「印章の吉凶の解説」 太田清文著より
         
 
  「生児守護印」は出生時から一生守る守護印である。
  とくに、乳幼児のうちに護持する実印を「生児守護印」と呼ぶ。
   これは子の成長の過程で印鑑登録して初めて、名実ともに実印として機能する。
  印の存在、重要さを改めて考えてみれば、人生の根本を築く実印、銀行印両方の力を
  ここで銘記されたい。
  いわば、一生涯を共に歩む印で、主として勝負の時、才能・能力・魅力を発揮する局面に
  立ち合わせることが基本となる。
   さらに、男子が社会に巣立つさいに、姓印、認印、家庭印の三本を本人にそろえさせて、
  計五本の印を使い分けるよう指導することが基本といえる。 即ち社会で活躍するには、
  必ずこの五本の印が必要となる。
   男子に対して、女子が必要とすべき印は実印、銀行印のほか、社会に出るさいに認印
  一本を護持する。世帯内の女性が別に勤務先を持つとか、仕事を自身で持っている場合も
  同様に、認印をそろえるべきである。
   要は、実印と銀行印は本人を示す分身そのものであり、男子に限らず女子も一生涯を共に
  歩むべきものと心得えたい。
   姓印、認印、家庭印は一家を代表して社会活動を活発化するための印であり、社会に貢
  献するにはこの三本の印がなくては社会参加もできないこととなる。とくに社会の第一線で
  活躍するには、仕事先で姓印(重要文書に捺印する)、認印(軽文書に捺印する)を使い
  分け、これによって、仕事にメリハリをつけ心構えをつくる。一本の印で何ごとにも用を
  済ませることは、仕事に優先度、重要度がつかずに一本調子で終わることになり、大切な
  印としてのチェック機能も果たせないこととなろう。
  これは男子に限らず、男子と同等に勝負する立場にある女性についても同様である。
  姓印…先祖を名乗る姓(例:山田)をタテボリに彫った印鑑。認印より大きめ。
   仕事印・営業印とも称す。
  家庭印…家族で共用するもの。郵便物・宅配物等の受取り印。
  認印…常時身に着けて足腰を守る守護印。男性は「タテ彫り」女性は「ヨコ彫り」
   出先で自分であることを証明する印鑑。むやみに捺印はさける。自己責任の証。
  実印…頭と胴体=生命体の守護印
   男性は「姓・名のタテ彫り」女性は「名前のみのヨコ彫り」
  銀行印…「手」を守る守護印・特にお金を扱う財体ともいう。「姓のヨコ彫り」金が貯まる
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